チキチキ! 伊豆一周イカメバル紀行
「沼津行こうか。今晩」
「え? 今メバルから帰ってきたばかりでは!?」
「今日って金曜日じゃないと勘違いしてたから」
そんなわけで、体力の限界に挑むAJKツアー、木曜の朝5時起きで朦朧としつつも仕事にカタをつけ、一路沼津へ。「東名一本だから近いらしいよ」とは言うものの、行き先は富士山の近く。アクセルをベタ踏みして着いたのは深夜12時過ぎ。沼津港に着くと満天の星。気温は10℃を割って寒し。
P隊長の友達が先行しているというので、早速落ち合うことに。目印の船のそばに行くと明々とした光が…。ゆえあって言えませんが(笑)
とにかく合流。釣りが初めてという方もいたらしく、いきなりこんなタフコンディションで可哀相にと思う。この季節、あんまり釣り物がない。多分、メバルかイカくらいである。ゴカイをたらせば何かしら釣れると思うけど…。
船の明暗をメバルもアタリなし。このシチュエーションでバイトがないということは、メバルがいないということである。早々に見切りをつけ、大堤防へ。
しかしここも渋くてなんもなし。墨跡も少ないし、波も高くて手出し無用な按配。こりゃイカンと西伊豆の方へ移動。沼津といえば魚でいっぱいのイメージだけど、非常に魚影が薄かった。これなら東扇島の方がはるかに面白い。季節が良くないのか?
次の港では釣り人がびっしり。ベイトとして稚鮎がたくさんいたけども、地元のアングラーの狙いはタイ一色。ロケットのようなウキを飛ばしている。しかし、このタックルで魚を釣り上げてるのをいまだ見た事がない。ほんとに釣れるのかどうか…。まあこちらとてまだイカの一杯も釣ってないのだけど(笑)
堤防の先端には若干の墨跡あり。しかし意気込んでシャクるも、反応なし。ここで隊長の友達が時間切れでご帰還。2パックのゴカイを託されたのであった…。
「釣れないね」
「うん」
「じゃ南伊豆行ってみようか」
「ええっ!」
P隊長の手には新宿サンスイのイカ担当オススメのガイドマップが握られていた。車のナビを合わせてみると「あと70km」との表示。うげぇ…。
「70kmありますよ(高速もないし)」
「え? 行くの嫌なの?」
「いや、そういうわけじゃ…」
「メガメバルだよ、メガメバル! 28.5センチだよ! 地元の子供がムラソイと戯れてるんだよ!」
「メガ・・・、ムラソイ!!」
その瞬間、頭の中にメガメバルとムラソイが泳ぎ、ハンドルは南へ。行ってやろうじゃないの!
そして途中で西伊豆の有名ポイントにチラホラ立ち寄るも当たりなし。戸田港のキンメダイ煮付け定食はめちゃくちゃうまかったが…。その後、西伊豆スカイラインに乗ったりしながら南下。隊長が寝てしまったので、ワインディングを思う存分ドリフトしたりして楽しむ。トランクで跳ね回るクーラー。車好きの方にもオススメですね、伊豆。
そんなこんなで南端についたのは夕暮れ前であった。
「メガ!メガ!」
「メガメガ!」
と脳裏を占めるのは尺メバルのみ。南伊豆の水温は高く、18.5度を記録。温泉もあるし、水草も豊富。ここにはメバルがいそうだと、必殺のメバルジグ投入。すると…
プルッ、プルルッ
キター! 伊豆初めての獲物はやはりメバル! しかし…

メガどころか、自己最小記録のミニメバル(笑) 金は金でもちょっと…。すぐにリリース。
しかし、メバルがいることがわかったので俄然やる気が出る。そして堤防からもエギング開始。すると眼下に何やら見たことのある魚影が…。
「見えイカだ!」
慌ててエギを回収してキャスト。しかしながら沈まないエギ。急いで回収したため、海草を取り切れてなかったのである。海草を掃除していると、イカを見失ってしまった。無念…! でもイカはいるぞ。
違う港を見て、夕マヅメになったので、再びここに戻り、墨跡のあるテトラからキャスト開始。
すると10分くらいで何かズズっと重い感じが! もしかしてこれは!?
抜き上げてみると待望のアオリ!

「獲ったどぉ~!」
と高らかに宣言! 自分にしてはわりと大きめ。400gくらい? ていうかそろそろ秤買った方がいいかも…。
とにかく伊豆で初アオリゲット。ここまで来た甲斐はあった。
そしてここで隊長にもヒット!
しかし・・・

またもやタコ。三崎から数えて3連タコ(笑) タコ釣りなら関東No.1? なかなかイカに結びつかない隊長でした。
夜もふけたので車で寝ていると、メバルに燃えていたP隊長が深夜執念の23センチの良型メバルゲット。ウィードの中をスプリットショットリグで通してたら来たらしい。デカいのは水草の中に隠れているとか?

なんでも話によると、南伊豆のメバルは数釣りというよりも、サイズを求めてメガゲットかボウズかという釣りになるらしい。数釣りしててその中にメガが混ざるというのが理想なんだけど、どうもそういうわけには行かない様子。
あと、思うのはメバルの極小稚魚が釣れたことから、産卵期が終わってメバルの群れはすでに去ってしまったのではないかということ。今は横浜がメバルの旬だけど、伊豆は既に終了してる予感。いわば桜前線のように、メバル前線というのがあって、既に北上してしまったのではないかと。ムラソイも見ることかなわず。
隊長の釣ったメバルは居着きの「はぐれメバル」ではないかなと思うのである。ということは隊長の経験値はかなり上がった?
そんなこんなで朝マズメが終わったので移動。しかし途中で寄った定食屋と思わしき所でメシを食ったのだけど、これがボッタクリで参った。料理が最低でも2100円なのである。値段ほどおいしくないし。さりとてコンビニも定食屋も見回すところ一店もないので、やむなくそこに行くしかない。南伊豆の一部ではそんな状況なので、行く方は食料をたっぷり買い込んでいくことをオススメします。
そして車は東伊豆へ。下田のそばの「サンシップ今井浜」にて温泉休憩。これが気持ちよかった。2階が混浴と聞いて、リアクションバイトし、女子大生がワンサカか?と思って、意気揚々と行ってみたら、いたのはファミリーのみ(笑) 人生は辛いことばかりである。魚もいなければ女子大生もいない。
しかし、途中で寄った「キンメダイうどん」がおいしかった。自然薯定食も良くて、二人でおかわりして満腹。そのそばにキンメダイ釜めしというのがあって、そっちもおいしそうだったけれど…。
そしてマップに乗っている穴場的な港に到着。堤防も短いが…。
ダイバーが遠くで練習してるのを横目で見つつ、テトラ際にキャストしてシャクリ。グイーングイーンと気持ちよくシャクっていると、なんと、ズシっと来たではないか! びっくり! 昼の二時に釣れるなんて。そしてまたシャクってたら今度は隊長に待望のヒット! 初アオリ達成!

その後雨が激しく降ってきたので東京まで一気に撤退。全長500キロほどを走破。っていうか、車買って1ヶ月ちょいでもう5000キロ走ってるんですけど(笑)
長くなったので、後は簡単に料理編。

頭は当然刺身で。今回は盛り付けに工夫してみました。

タイトルは「イカ刺し盛、バニー造り」。目は伊豆でもらった、ご当地お馴染みのみかんで作成。「冷凍ミカン~、冷凍ミカン~、冷凍ミカン~4個入り」ですね(マイナー)。みかんの汁をイカにかけるとスッキリした味わいの中に濃厚な甘味が広がってGOODでした。
一方、ゲソはバターしょうゆ炒めがうまし!

鬼のようにビールがすすみます。あっさりと二杯完食。もうちっと大きいの釣らないと、すぐになくなってしまいますね…。
今度はメガアオリ狙いということで伊豆諸島に行ってみたいです。キロアップのイカ、釣ってみたい!
釣行時間:4/22、2:00~4/23、19:30
潮色 :おおむね澄み
潮時 :長潮くらい?
水温 :16~19℃
天気 :晴れ~くもり
気温 :10~15℃
風速 :1~8メートル
風向 :東
釣果 :たかぼん→アオリ:2HIT2GET
メバル:1HIT1GET
隊長→アオリ:1HIT1GET
タコ:1HIT1GET
メバル:1HIT1GET
by たかぼん
「え? 今メバルから帰ってきたばかりでは!?」
「今日って金曜日じゃないと勘違いしてたから」
そんなわけで、体力の限界に挑むAJKツアー、木曜の朝5時起きで朦朧としつつも仕事にカタをつけ、一路沼津へ。「東名一本だから近いらしいよ」とは言うものの、行き先は富士山の近く。アクセルをベタ踏みして着いたのは深夜12時過ぎ。沼津港に着くと満天の星。気温は10℃を割って寒し。
P隊長の友達が先行しているというので、早速落ち合うことに。目印の船のそばに行くと明々とした光が…。ゆえあって言えませんが(笑)
とにかく合流。釣りが初めてという方もいたらしく、いきなりこんなタフコンディションで可哀相にと思う。この季節、あんまり釣り物がない。多分、メバルかイカくらいである。ゴカイをたらせば何かしら釣れると思うけど…。
船の明暗をメバルもアタリなし。このシチュエーションでバイトがないということは、メバルがいないということである。早々に見切りをつけ、大堤防へ。
しかしここも渋くてなんもなし。墨跡も少ないし、波も高くて手出し無用な按配。こりゃイカンと西伊豆の方へ移動。沼津といえば魚でいっぱいのイメージだけど、非常に魚影が薄かった。これなら東扇島の方がはるかに面白い。季節が良くないのか?
次の港では釣り人がびっしり。ベイトとして稚鮎がたくさんいたけども、地元のアングラーの狙いはタイ一色。ロケットのようなウキを飛ばしている。しかし、このタックルで魚を釣り上げてるのをいまだ見た事がない。ほんとに釣れるのかどうか…。まあこちらとてまだイカの一杯も釣ってないのだけど(笑)
堤防の先端には若干の墨跡あり。しかし意気込んでシャクるも、反応なし。ここで隊長の友達が時間切れでご帰還。2パックのゴカイを託されたのであった…。
「釣れないね」
「うん」
「じゃ南伊豆行ってみようか」
「ええっ!」
P隊長の手には新宿サンスイのイカ担当オススメのガイドマップが握られていた。車のナビを合わせてみると「あと70km」との表示。うげぇ…。
「70kmありますよ(高速もないし)」
「え? 行くの嫌なの?」
「いや、そういうわけじゃ…」
「メガメバルだよ、メガメバル! 28.5センチだよ! 地元の子供がムラソイと戯れてるんだよ!」
「メガ・・・、ムラソイ!!」
その瞬間、頭の中にメガメバルとムラソイが泳ぎ、ハンドルは南へ。行ってやろうじゃないの!
そして途中で西伊豆の有名ポイントにチラホラ立ち寄るも当たりなし。戸田港のキンメダイ煮付け定食はめちゃくちゃうまかったが…。その後、西伊豆スカイラインに乗ったりしながら南下。隊長が寝てしまったので、ワインディングを思う存分ドリフトしたりして楽しむ。トランクで跳ね回るクーラー。車好きの方にもオススメですね、伊豆。
そんなこんなで南端についたのは夕暮れ前であった。
「メガ!メガ!」
「メガメガ!」
と脳裏を占めるのは尺メバルのみ。南伊豆の水温は高く、18.5度を記録。温泉もあるし、水草も豊富。ここにはメバルがいそうだと、必殺のメバルジグ投入。すると…
プルッ、プルルッ
キター! 伊豆初めての獲物はやはりメバル! しかし…

メガどころか、自己最小記録のミニメバル(笑) 金は金でもちょっと…。すぐにリリース。
しかし、メバルがいることがわかったので俄然やる気が出る。そして堤防からもエギング開始。すると眼下に何やら見たことのある魚影が…。
「見えイカだ!」
慌ててエギを回収してキャスト。しかしながら沈まないエギ。急いで回収したため、海草を取り切れてなかったのである。海草を掃除していると、イカを見失ってしまった。無念…! でもイカはいるぞ。
違う港を見て、夕マヅメになったので、再びここに戻り、墨跡のあるテトラからキャスト開始。
すると10分くらいで何かズズっと重い感じが! もしかしてこれは!?
抜き上げてみると待望のアオリ!

「獲ったどぉ~!」
と高らかに宣言! 自分にしてはわりと大きめ。400gくらい? ていうかそろそろ秤買った方がいいかも…。
とにかく伊豆で初アオリゲット。ここまで来た甲斐はあった。
そしてここで隊長にもヒット!
しかし・・・

またもやタコ。三崎から数えて3連タコ(笑) タコ釣りなら関東No.1? なかなかイカに結びつかない隊長でした。
夜もふけたので車で寝ていると、メバルに燃えていたP隊長が深夜執念の23センチの良型メバルゲット。ウィードの中をスプリットショットリグで通してたら来たらしい。デカいのは水草の中に隠れているとか?

なんでも話によると、南伊豆のメバルは数釣りというよりも、サイズを求めてメガゲットかボウズかという釣りになるらしい。数釣りしててその中にメガが混ざるというのが理想なんだけど、どうもそういうわけには行かない様子。
あと、思うのはメバルの極小稚魚が釣れたことから、産卵期が終わってメバルの群れはすでに去ってしまったのではないかということ。今は横浜がメバルの旬だけど、伊豆は既に終了してる予感。いわば桜前線のように、メバル前線というのがあって、既に北上してしまったのではないかと。ムラソイも見ることかなわず。
隊長の釣ったメバルは居着きの「はぐれメバル」ではないかなと思うのである。ということは隊長の経験値はかなり上がった?
そんなこんなで朝マズメが終わったので移動。しかし途中で寄った定食屋と思わしき所でメシを食ったのだけど、これがボッタクリで参った。料理が最低でも2100円なのである。値段ほどおいしくないし。さりとてコンビニも定食屋も見回すところ一店もないので、やむなくそこに行くしかない。南伊豆の一部ではそんな状況なので、行く方は食料をたっぷり買い込んでいくことをオススメします。
そして車は東伊豆へ。下田のそばの「サンシップ今井浜」にて温泉休憩。これが気持ちよかった。2階が混浴と聞いて、リアクションバイトし、女子大生がワンサカか?と思って、意気揚々と行ってみたら、いたのはファミリーのみ(笑) 人生は辛いことばかりである。魚もいなければ女子大生もいない。
しかし、途中で寄った「キンメダイうどん」がおいしかった。自然薯定食も良くて、二人でおかわりして満腹。そのそばにキンメダイ釜めしというのがあって、そっちもおいしそうだったけれど…。
そしてマップに乗っている穴場的な港に到着。堤防も短いが…。
ダイバーが遠くで練習してるのを横目で見つつ、テトラ際にキャストしてシャクリ。グイーングイーンと気持ちよくシャクっていると、なんと、ズシっと来たではないか! びっくり! 昼の二時に釣れるなんて。そしてまたシャクってたら今度は隊長に待望のヒット! 初アオリ達成!

その後雨が激しく降ってきたので東京まで一気に撤退。全長500キロほどを走破。っていうか、車買って1ヶ月ちょいでもう5000キロ走ってるんですけど(笑)
長くなったので、後は簡単に料理編。

頭は当然刺身で。今回は盛り付けに工夫してみました。

タイトルは「イカ刺し盛、バニー造り」。目は伊豆でもらった、ご当地お馴染みのみかんで作成。「冷凍ミカン~、冷凍ミカン~、冷凍ミカン~4個入り」ですね(マイナー)。みかんの汁をイカにかけるとスッキリした味わいの中に濃厚な甘味が広がってGOODでした。
一方、ゲソはバターしょうゆ炒めがうまし!

鬼のようにビールがすすみます。あっさりと二杯完食。もうちっと大きいの釣らないと、すぐになくなってしまいますね…。
今度はメガアオリ狙いということで伊豆諸島に行ってみたいです。キロアップのイカ、釣ってみたい!
釣行時間:4/22、2:00~4/23、19:30
潮色 :おおむね澄み
潮時 :長潮くらい?
水温 :16~19℃
天気 :晴れ~くもり
気温 :10~15℃
風速 :1~8メートル
風向 :東
釣果 :たかぼん→アオリ:2HIT2GET
メバル:1HIT1GET
隊長→アオリ:1HIT1GET
タコ:1HIT1GET
メバル:1HIT1GET
by たかぼん
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