タモの恐るべき罠
土曜日は急用で釣りに行けなかったため、その夜、ワールドカップのイギリス戦を見てから、満を持して出撃。道は空いていて、あっという間に大磯に。イカに絞ろう、とか言いながら、なかなかサーフをあきらめきれない私でした(笑)
とりあえずヒラメ&マゴチ狙い。しかし波が高く、調子が悪い。そしてルアーを投げながら砂浜を歩いて目標の河口へたどり着いてみると、なんとやんちゃ小僧達が爆竹鳴らしたり、でかい音でトランスをかけてたりしていた。せっかく駐車場こみで見つけたポイントなのに…。でもその中ではさすがに釣りをする気になれないのでおとなしく別ポイントへ。
しかし朝マズメになっても反応なし。天気も曇りで鳥山も立たず、前回イワシを釣った時はかなり幸運な地合いだったことに気づく。ああ、鯖よ…。
気のすむまでルアーを打ちまくった後、イカへと出発。でも今回は変哲のないサーフの中に思わぬ根を見つけたので今後が楽しみ。あのまわりに魚はきっとつくはずである。ヒラメ、いつかゲットしてやるぞ。
さて、イカの東伊豆のポイントに着いたのは6時。もちろん遅刻で、入る場所はなし。しょうがなく隣でエギってると、なんと一番の好ポイントの人がタコを釣って引き上げていくではないか。チャンス!とばかりにハイエナして、ポジションに入る。時間はまだ7時だしチャンスは十分。
そうそう、今回はやっと修理に出していたバイオマスターちゃんが帰ってきた。シャクりすぎて逆回転するようになってたのだけど、シマノの回答によると「フリクションリングの破損及びローラークラッチの浸水」とのこと。部品を新品に換えてもらって2100円ナリ。巻いてあるのはもちろんエギ用の0.8号で、やっと本格的にエギングできるわけである。前回は1.5号で実にやりにくかった。
キャストしてみると飛ぶし、良く沈む。風の影響も受けにくい。うれしくなってシャクっていると、ズーンと来た! なんか重い。そしてその物体はやや横に走り始めた。
グイーン グイーン
と引く。これがまさか、噂に聞くイカのジェット噴射!?
緊張して寄せてくると、立派なエンペラが見えた。でかっ! タモを使って上げてみるとなかなかの大きさ。

サンダルサイズ? 計ってみると1050gで、ついに念願のキロアップ達成! それにしてもイカがこんなに引くとは…。超面白い。で、釣れたのはいつものオレンジ松葉でした(笑)
ここは 時合だと思ったので、一心不乱にキャスト。で、フォールさせてたら、ギュンっとひったくるような当たりが!
しかし突然のことに思わずびっくり合わせしてしまい、バラシ。何やってんだか…(泣)
その後一時時合が遠ざかる。青だの緑だののエギを使ってみても効果なし。ならばピンクでも使ってみるかと投げてみた一投目。
ドン
と来たのは2シャクリ目。重い。強めのはずのドラグがピューと出て行く。何これ? 不規則に動いてるから釣れてるのは確か。巻いていると今度はグイーンどころか、ギューンギューンと引く。凄いパワー。インフィートがかつてないくらい、しなっている。そして基本どおりに竿を倒さないでゴリ巻きし、ようやく浮かせてみると、黒くて巨大なハンペンのようなものが水面上に折れ曲がっていた。広がる墨で海が黒く染まる。近くまで寄せてくると、驚いたことに水中から吐いた墨が高いテトラの足元まで飛んできた。す、すげぇ…。
震えながらタモを用意し、海におろした。しかしここで想定外の事が。なんとタモ枠よりイカの方がでかい! タモでもギャフでもどっちでもいいというけど、それは間違いと気づいた。なぜならば、ギャフはどんなイカでも引っ掛けられるけど、不十分なタモではすくえない。少なくとも50センチ枠では無理だった…。
それでもなんとか胴体くらいは入りそうなので頑張る。しかしイカが凄い力で暴れまくるし、こんな時に限って波が高くなってタモが左右にもまれる。嗚呼、ギャフ買っとけば良かった…。
ようやくタモの端にイカを引っ掛けたのはだいぶ後。するすると引き上げてきて、もう少しで手が届くところまでイカが来た。でけ~! これは2キロアップか? …そう思った刹那、イカが滑った。
スポン
海にスローモーションで落ちていくイカ。スタローンのクリフハンガーでこんなシーンあったっけ…。そしてイカが波に跳ねた。
あ゛あ゛あ゛あ゛~っっ! ■×*○▲!!
慌てて海面を網ですくったけど後の祭り。オレのデカイカが~~~!!
茫然自失。。。
せめて重さ計ってからバレてくれたら良かったのに…。
その後は激しい喪失感に覆われて、カウントダウンしてても集中して数を数える事ができず。逃がした魚、というかイカはほんとに大きかった。もっといいタモを使っていたらとか、糸だけで引き上げた方が良かったかとか、反省しきり。心が折れ、風も向かい風になり、さらに雨まで土砂降りになってきたので撤退。
せめてタモの竿の部分をきちんと手入れしていればクルクル回らなかったんだよね…_| ̄|○
(今日のお料理)
そんなワケで悲劇は味わったものの、一応キロイカをゲットしたので量はたっぷり。揚げ物ばかりでは体に悪いので今日はサラっとチャーハンにしてみました。

足の付け根のコリコリとした部分を多めに使ってみました。釣りたてのイカチャーハンだし、マズイわけがない(笑) く~っ、今度はきっとあのイカにリベンジするぞ!
尚、帰り際に、千葉県に釣り遠征してたP隊長に聞いてみると、いい釣果があったとのこと。向こうのサーフはいいみたいですね。大磯も攻略せねば。
ターゲットがいっぱいです。
釣行時間:6/11、3:00~9:00
潮色 :濁り
潮時 :大潮
水温 :18℃
天気 :雨
気温 :21℃
風速 :1~3メートル
風向 :西
釣果 :3HIT1GET
by たかぼん
とりあえずヒラメ&マゴチ狙い。しかし波が高く、調子が悪い。そしてルアーを投げながら砂浜を歩いて目標の河口へたどり着いてみると、なんとやんちゃ小僧達が爆竹鳴らしたり、でかい音でトランスをかけてたりしていた。せっかく駐車場こみで見つけたポイントなのに…。でもその中ではさすがに釣りをする気になれないのでおとなしく別ポイントへ。
しかし朝マズメになっても反応なし。天気も曇りで鳥山も立たず、前回イワシを釣った時はかなり幸運な地合いだったことに気づく。ああ、鯖よ…。
気のすむまでルアーを打ちまくった後、イカへと出発。でも今回は変哲のないサーフの中に思わぬ根を見つけたので今後が楽しみ。あのまわりに魚はきっとつくはずである。ヒラメ、いつかゲットしてやるぞ。
さて、イカの東伊豆のポイントに着いたのは6時。もちろん遅刻で、入る場所はなし。しょうがなく隣でエギってると、なんと一番の好ポイントの人がタコを釣って引き上げていくではないか。チャンス!とばかりにハイエナして、ポジションに入る。時間はまだ7時だしチャンスは十分。
そうそう、今回はやっと修理に出していたバイオマスターちゃんが帰ってきた。シャクりすぎて逆回転するようになってたのだけど、シマノの回答によると「フリクションリングの破損及びローラークラッチの浸水」とのこと。部品を新品に換えてもらって2100円ナリ。巻いてあるのはもちろんエギ用の0.8号で、やっと本格的にエギングできるわけである。前回は1.5号で実にやりにくかった。
キャストしてみると飛ぶし、良く沈む。風の影響も受けにくい。うれしくなってシャクっていると、ズーンと来た! なんか重い。そしてその物体はやや横に走り始めた。
グイーン グイーン
と引く。これがまさか、噂に聞くイカのジェット噴射!?
緊張して寄せてくると、立派なエンペラが見えた。でかっ! タモを使って上げてみるとなかなかの大きさ。

サンダルサイズ? 計ってみると1050gで、ついに念願のキロアップ達成! それにしてもイカがこんなに引くとは…。超面白い。で、釣れたのはいつものオレンジ松葉でした(笑)
ここは 時合だと思ったので、一心不乱にキャスト。で、フォールさせてたら、ギュンっとひったくるような当たりが!
しかし突然のことに思わずびっくり合わせしてしまい、バラシ。何やってんだか…(泣)
その後一時時合が遠ざかる。青だの緑だののエギを使ってみても効果なし。ならばピンクでも使ってみるかと投げてみた一投目。
ドン
と来たのは2シャクリ目。重い。強めのはずのドラグがピューと出て行く。何これ? 不規則に動いてるから釣れてるのは確か。巻いていると今度はグイーンどころか、ギューンギューンと引く。凄いパワー。インフィートがかつてないくらい、しなっている。そして基本どおりに竿を倒さないでゴリ巻きし、ようやく浮かせてみると、黒くて巨大なハンペンのようなものが水面上に折れ曲がっていた。広がる墨で海が黒く染まる。近くまで寄せてくると、驚いたことに水中から吐いた墨が高いテトラの足元まで飛んできた。す、すげぇ…。
震えながらタモを用意し、海におろした。しかしここで想定外の事が。なんとタモ枠よりイカの方がでかい! タモでもギャフでもどっちでもいいというけど、それは間違いと気づいた。なぜならば、ギャフはどんなイカでも引っ掛けられるけど、不十分なタモではすくえない。少なくとも50センチ枠では無理だった…。
それでもなんとか胴体くらいは入りそうなので頑張る。しかしイカが凄い力で暴れまくるし、こんな時に限って波が高くなってタモが左右にもまれる。嗚呼、ギャフ買っとけば良かった…。
ようやくタモの端にイカを引っ掛けたのはだいぶ後。するすると引き上げてきて、もう少しで手が届くところまでイカが来た。でけ~! これは2キロアップか? …そう思った刹那、イカが滑った。
スポン
海にスローモーションで落ちていくイカ。スタローンのクリフハンガーでこんなシーンあったっけ…。そしてイカが波に跳ねた。
あ゛あ゛あ゛あ゛~っっ! ■×*○▲!!
慌てて海面を網ですくったけど後の祭り。オレのデカイカが~~~!!
茫然自失。。。
せめて重さ計ってからバレてくれたら良かったのに…。
その後は激しい喪失感に覆われて、カウントダウンしてても集中して数を数える事ができず。逃がした魚、というかイカはほんとに大きかった。もっといいタモを使っていたらとか、糸だけで引き上げた方が良かったかとか、反省しきり。心が折れ、風も向かい風になり、さらに雨まで土砂降りになってきたので撤退。
せめてタモの竿の部分をきちんと手入れしていればクルクル回らなかったんだよね…_| ̄|○
(今日のお料理)
そんなワケで悲劇は味わったものの、一応キロイカをゲットしたので量はたっぷり。揚げ物ばかりでは体に悪いので今日はサラっとチャーハンにしてみました。

足の付け根のコリコリとした部分を多めに使ってみました。釣りたてのイカチャーハンだし、マズイわけがない(笑) く~っ、今度はきっとあのイカにリベンジするぞ!
尚、帰り際に、千葉県に釣り遠征してたP隊長に聞いてみると、いい釣果があったとのこと。向こうのサーフはいいみたいですね。大磯も攻略せねば。
ターゲットがいっぱいです。
釣行時間:6/11、3:00~9:00
潮色 :濁り
潮時 :大潮
水温 :18℃
天気 :雨
気温 :21℃
風速 :1~3メートル
風向 :西
釣果 :3HIT1GET
by たかぼん
この記事へのコメント
たかぼんエギングマスターになってきてるね。今度教えて。
今が旬なので、行けるタイミングがあれば、拙い技術でよければ教えますよ~(笑)
テトラに上る勇気と風に負けずにエギを沈める技術が困難っす 汗
テトラに上る勇気と風に負けずにエギを沈める技術が困難っす 汗
ああああああああ〜っ
自分も似たような経験をした事があるので、涙なしには読めませんでした
自分も似たような経験をした事があるので、涙なしには読めませんでした
物凄い脱力感ですよね。ロスタイムに点を取られて負けるような…。もうギャフを速攻で注文しました(笑)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。