外道狩り
前々から狙っていた鯛ジギング。天気予報が悪くて中止寸前だったのだけど、祈りが通じたのか、直前になって天気が回復。雨は降るものの風は弱めということで、ゴーサインが出たので一路呑川へ集結。隊長に出港決定と電話すると「じゃ今からリール買って来る」とのこと。後で見たらミリオネアのブルーバックだった。やはり格好よい。
集合の一時間前に到着してタックルを組んでいると、船長が早々と到着。早く出た方が釣果もいいし、あある隊員車に「至急来たれ」と電話すると、猛スピードで到着。あれよあれよの出発となった。
天気は雨。2時間ほど走るはずなのでのんびりしていると、あある隊員が声を上げた。指差すところを見るとなんと私のロッドに羽の生えた魚が刺さっている! トビウオちゃんであった。

竿先につけてあったジグに引っかかったトビウオ。この魚は驚くことに、高さ10m・飛距離400m・時速70kmで滑空したという記録もあります。風に乗って空中でターンすることもあるようで、たまたま私の竿に真空白刃獲りされたという次第。
「これでボウズはなくなったね」
とR隊員。ツイてるかな?と思ったけど、実はこれは凶兆なのでした(爆)
さて、ポイントに到着すると雨だけど風はなし。早速ジグを投入すると、するすると沈んでいく。あれ、ボトムはどこかいな…と戸惑っているといつの間にか根がかりでジグロスト。。二枚潮にもまれてはるか彼方に流されていたようです。フリーフォールでやると、どうもよくないみたいで、60g→80gに変えるとようやく底が取れる感じ。
ここで一つミスを犯したのが、10メートルごとの色付きラインを使ってなかったこと。ナチュラムでよく見ずに買ったら、安物買いの銭失いの破目に。それであーだこーだしてるうちにどんどん時合いを逃してしまうわけで…。
そんな時、R隊員のロッドに巨大な魚がヒット。柔らかいロッドが満月を越えて、Uの字にしなりながらも引き上げたのは見事な鯛!

デカイです。
私もスピニングのジギングロッドをひとまず置き、ベイトの細いロッドにチェンジ。しかし釣れるのは外道ばかり・・・。


下のは目が金色で気持ち悪い魚でした。キントキという魚らしいです。
そうこうしてるうちに今度はP隊長が鯛ゲット。

きれいでちょうどおいしそうな鯛ですね。また自分だけが釣れない展開かぁ、と哀しくなるものの、意気込めば意気込むほど釣れないのが常(笑) メバルの時もそう。まあ前々から釣りたかったし、何度も予約してやっと出れた船だったので、こういう結果になる気はしてたんですけど・・・。
さて、鯛の時合も終わったのでコチを釣りに行くことに。バイブを投げていると船長にいろいろと指導される。ふむふむ、と教わったとおりにやってみると見事にヒット! 鯛の仇といわんばかりにゴリ巻いていると、上がってきたのはコチ。
しかしこれも残念ながらマゴチではなくネズミゴチという種類らしい。ちなみにマゴチはカサゴ目コチ科で、ネズミゴチはスズキ目・ネズッポ亜目・ネズッポ科だそうである。外道コレクターですな…。でもまあ最後にわりと魚らしいのが釣れたのでやや満足。帰り道にシーバスをちょっといじくって終了。合間に鯖がチラホラ釣れました。
そして釣果ですが、あある隊員がおうちの事情?で鯛を持って帰れないというので、ありがたく頂くことに。

何これ? クーラーに入らないよ…。そろそろ大型クーラー買わないとダメか。
さて、持ち帰って、いよいよ楽しい料理です。手に入れたのは鯖、ネズミゴチ、トビウオ、鯛の4種類。まずは鯛をさばいてみるものの、ウロコが超硬い。でかいので一枚一枚がギターのピックのよう。出刃包丁で力いっぱいゴリゴリやるとようやく剥がれだしました。でも片面が限界(笑)
その片面を刺身にし、もう片方は塩焼きや天ぷらにすることに。しかし3枚におろすというより、もう肉の解体作業。巨大な卵が入ってたので焼き卵にしてみると案外いけて、日本酒が進みます。酒屋で聞いて仕入れていた初孫と霞山がよく合いました。
しかし身のほうは、刺身にしてみると噂どおり、大味でそんなにおいしくない(笑) これはイカンと刺身予定の肉も焼くことに。

で、焼いてみると、かなりうまいです、鯛! 中身がジューシーに焼けるとおいしいですね。横の塩サバもいけました。
次はトビウオ。皮の青さがなんか神秘的ですが・・・。

海の澄んだ青さを凝縮したような色。で、切ってみると、トビウオは鯛と違ってめっちゃさばきやすいですね。身は青物系です。料理例はこんな感じ。卵を持っていたので焼いてみたところ、これはあんまりうまくなかったので途中でヤメ。身はさしみで食べてみたらまずまずの味でした。残りはから揚げ&天ぷら種にすることに。
その次にネズミコチ。体表がヌルヌルしてます。フラット系のため、どう捌けばいいかわからなかったけど、まあやってみれば3枚卸と同じ感じ。このあたり参照。内臓が少なくてわりと簡単です。こちらも卵を持ってたので焼いてみたらクリーミーでグッド! そして刺身で身を食べてみたら、めちゃウマ! もしかして魚類最強かも。醜くても味はかなりいいですね。唐揚げげにするとおいしいと隊長が言ってたので、残りは唐揚げのタネにすることに。

あと、天ぷら粉も余ってたので4割くらい天ぷらに。

アラとか頭とかはいつものように潮味噌汁に。贅沢な身のついたままの鯛の中骨をドーンと入れてみました。いい香り。

そして料理が揃ってきたところで炊けて来たのは鯛めし。このあたり参照。

三つ葉を買い忘れたので急遽ネギを入れてみたけど、色彩が今一ですね。味はいいです。炊く時にトビウオ、サバ、ネズミゴチ、タイのカルテット出汁↓を投入してみました。

鯛めしはほんとは土鍋で姿焼きするといいみたいなんだけど、身だけ投入してもおいしかったです。ほどよい昆布投入がポイント。
さて、いよいよ試食。初めて作った唐揚げはコチからいってみたところ、噛んだ瞬間とろける、ねっとりとした白身。あまりのうまさに体がシャキンとし、思わず「あふぅ」という声が漏れてしまいました(笑) 何これ? チーズ? 鳥の唐揚げをクリームのような細やかさにして、甘味を強くした感じ。
まさか魚類でアオリの天ぷらを越える味があるとは…。これは唐揚げという料理のマジックか、それとも素材の良さか…。トビウオやタイの唐揚げも試してみたところ、コチほどではないにしてもうまかったです。ただ、サバは唐揚げにしてもそれほどよくない感じ。
どうやら白身魚は唐揚げの方が天ぷらよりうまいですね。個人的な好みかもしれないですけど。今度アオリも唐揚げしてみようかな。
そんなわけで、鯛は釣れなかったものの、料理的にはかなり満足。できれば自分で釣った鯛を調理してみたいものです。なかなか出港できない鯛だけど釣れる日はくるのか。とりあえずさらにジギングの練習をして、来たる日に備えたいですね。
釣行時間:5/27、2:00~11:00
潮色 :濁り→澄み
潮時 :大潮
水温 :?℃
天気 :雨
気温 :?℃
風速 :1~4メートル
風向 :?
釣果 :
P隊長2HIT2GET(鯛、シーバス、鯖多数)
R隊員1HIT1GET(鯛、鯖多数)
たかぼん1HIT1GET(ネズミゴチ、鯖1本、トビウオ他外道多数)
by たかぼん
集合の一時間前に到着してタックルを組んでいると、船長が早々と到着。早く出た方が釣果もいいし、あある隊員車に「至急来たれ」と電話すると、猛スピードで到着。あれよあれよの出発となった。
天気は雨。2時間ほど走るはずなのでのんびりしていると、あある隊員が声を上げた。指差すところを見るとなんと私のロッドに羽の生えた魚が刺さっている! トビウオちゃんであった。

竿先につけてあったジグに引っかかったトビウオ。この魚は驚くことに、高さ10m・飛距離400m・時速70kmで滑空したという記録もあります。風に乗って空中でターンすることもあるようで、たまたま私の竿に真空白刃獲りされたという次第。
「これでボウズはなくなったね」
とR隊員。ツイてるかな?と思ったけど、実はこれは凶兆なのでした(爆)
さて、ポイントに到着すると雨だけど風はなし。早速ジグを投入すると、するすると沈んでいく。あれ、ボトムはどこかいな…と戸惑っているといつの間にか根がかりでジグロスト。。二枚潮にもまれてはるか彼方に流されていたようです。フリーフォールでやると、どうもよくないみたいで、60g→80gに変えるとようやく底が取れる感じ。
ここで一つミスを犯したのが、10メートルごとの色付きラインを使ってなかったこと。ナチュラムでよく見ずに買ったら、安物買いの銭失いの破目に。それであーだこーだしてるうちにどんどん時合いを逃してしまうわけで…。
そんな時、R隊員のロッドに巨大な魚がヒット。柔らかいロッドが満月を越えて、Uの字にしなりながらも引き上げたのは見事な鯛!

デカイです。
私もスピニングのジギングロッドをひとまず置き、ベイトの細いロッドにチェンジ。しかし釣れるのは外道ばかり・・・。


下のは目が金色で気持ち悪い魚でした。キントキという魚らしいです。
そうこうしてるうちに今度はP隊長が鯛ゲット。

きれいでちょうどおいしそうな鯛ですね。また自分だけが釣れない展開かぁ、と哀しくなるものの、意気込めば意気込むほど釣れないのが常(笑) メバルの時もそう。まあ前々から釣りたかったし、何度も予約してやっと出れた船だったので、こういう結果になる気はしてたんですけど・・・。
さて、鯛の時合も終わったのでコチを釣りに行くことに。バイブを投げていると船長にいろいろと指導される。ふむふむ、と教わったとおりにやってみると見事にヒット! 鯛の仇といわんばかりにゴリ巻いていると、上がってきたのはコチ。
しかしこれも残念ながらマゴチではなくネズミゴチという種類らしい。ちなみにマゴチはカサゴ目コチ科で、ネズミゴチはスズキ目・ネズッポ亜目・ネズッポ科だそうである。外道コレクターですな…。でもまあ最後にわりと魚らしいのが釣れたのでやや満足。帰り道にシーバスをちょっといじくって終了。合間に鯖がチラホラ釣れました。
そして釣果ですが、あある隊員がおうちの事情?で鯛を持って帰れないというので、ありがたく頂くことに。

何これ? クーラーに入らないよ…。そろそろ大型クーラー買わないとダメか。
さて、持ち帰って、いよいよ楽しい料理です。手に入れたのは鯖、ネズミゴチ、トビウオ、鯛の4種類。まずは鯛をさばいてみるものの、ウロコが超硬い。でかいので一枚一枚がギターのピックのよう。出刃包丁で力いっぱいゴリゴリやるとようやく剥がれだしました。でも片面が限界(笑)
その片面を刺身にし、もう片方は塩焼きや天ぷらにすることに。しかし3枚におろすというより、もう肉の解体作業。巨大な卵が入ってたので焼き卵にしてみると案外いけて、日本酒が進みます。酒屋で聞いて仕入れていた初孫と霞山がよく合いました。
しかし身のほうは、刺身にしてみると噂どおり、大味でそんなにおいしくない(笑) これはイカンと刺身予定の肉も焼くことに。

で、焼いてみると、かなりうまいです、鯛! 中身がジューシーに焼けるとおいしいですね。横の塩サバもいけました。
次はトビウオ。皮の青さがなんか神秘的ですが・・・。

海の澄んだ青さを凝縮したような色。で、切ってみると、トビウオは鯛と違ってめっちゃさばきやすいですね。身は青物系です。料理例はこんな感じ。卵を持っていたので焼いてみたところ、これはあんまりうまくなかったので途中でヤメ。身はさしみで食べてみたらまずまずの味でした。残りはから揚げ&天ぷら種にすることに。
その次にネズミコチ。体表がヌルヌルしてます。フラット系のため、どう捌けばいいかわからなかったけど、まあやってみれば3枚卸と同じ感じ。このあたり参照。内臓が少なくてわりと簡単です。こちらも卵を持ってたので焼いてみたらクリーミーでグッド! そして刺身で身を食べてみたら、めちゃウマ! もしかして魚類最強かも。醜くても味はかなりいいですね。唐揚げげにするとおいしいと隊長が言ってたので、残りは唐揚げのタネにすることに。

あと、天ぷら粉も余ってたので4割くらい天ぷらに。

アラとか頭とかはいつものように潮味噌汁に。贅沢な身のついたままの鯛の中骨をドーンと入れてみました。いい香り。

そして料理が揃ってきたところで炊けて来たのは鯛めし。このあたり参照。

三つ葉を買い忘れたので急遽ネギを入れてみたけど、色彩が今一ですね。味はいいです。炊く時にトビウオ、サバ、ネズミゴチ、タイのカルテット出汁↓を投入してみました。

鯛めしはほんとは土鍋で姿焼きするといいみたいなんだけど、身だけ投入してもおいしかったです。ほどよい昆布投入がポイント。
さて、いよいよ試食。初めて作った唐揚げはコチからいってみたところ、噛んだ瞬間とろける、ねっとりとした白身。あまりのうまさに体がシャキンとし、思わず「あふぅ」という声が漏れてしまいました(笑) 何これ? チーズ? 鳥の唐揚げをクリームのような細やかさにして、甘味を強くした感じ。
まさか魚類でアオリの天ぷらを越える味があるとは…。これは唐揚げという料理のマジックか、それとも素材の良さか…。トビウオやタイの唐揚げも試してみたところ、コチほどではないにしてもうまかったです。ただ、サバは唐揚げにしてもそれほどよくない感じ。
どうやら白身魚は唐揚げの方が天ぷらよりうまいですね。個人的な好みかもしれないですけど。今度アオリも唐揚げしてみようかな。
そんなわけで、鯛は釣れなかったものの、料理的にはかなり満足。できれば自分で釣った鯛を調理してみたいものです。なかなか出港できない鯛だけど釣れる日はくるのか。とりあえずさらにジギングの練習をして、来たる日に備えたいですね。
釣行時間:5/27、2:00~11:00
潮色 :濁り→澄み
潮時 :大潮
水温 :?℃
天気 :雨
気温 :?℃
風速 :1~4メートル
風向 :?
釣果 :
P隊長2HIT2GET(鯛、シーバス、鯖多数)
R隊員1HIT1GET(鯛、鯖多数)
たかぼん1HIT1GET(ネズミゴチ、鯖1本、トビウオ他外道多数)
by たかぼん
この記事へのコメント
こんにちは。
今日も豪快な釣りっぷりですね!
いやいや・・。クーラー大きいのいりますよ^^
特にこれからの時期は・・・。私はスペーザライト350を持っていますが、メバル釣りでも真鯛釣りでもいつでも船釣りはこれを持って行きます^^
今年は2回メバルでクーラーが満タンになる程釣れました^^; 氷の入るスペースが無いぐらい釣れたのでビックリでしたよ。ただ、人間というものは欲があるもので・・。これだけ釣ってもまだまだ満足しきれていないという感じでした・・爆
今日も豪快な釣りっぷりですね!
いやいや・・。クーラー大きいのいりますよ^^
特にこれからの時期は・・・。私はスペーザライト350を持っていますが、メバル釣りでも真鯛釣りでもいつでも船釣りはこれを持って行きます^^
今年は2回メバルでクーラーが満タンになる程釣れました^^; 氷の入るスペースが無いぐらい釣れたのでビックリでしたよ。ただ、人間というものは欲があるもので・・。これだけ釣ってもまだまだ満足しきれていないという感じでした・・爆
ですよね(笑) でも高いんですよねー。他にも欲しいものがいっぱいあるのでついつい後回しになってしまうのです。。
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